予防について|旭市の動物病院「富澤動物病院」 旭駅から徒歩3分

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予防について

当院の予防コンセプト

千葉県の北東部は自然が多く残り、緑多い地域です。
それだけにワンちゃんの病気予防は、都心以上に気を付ける必要があります。
小さな家族が散歩を楽しみ、いつまでも健やかに過ごせるよう、防げる病気はしっかり予防しましょう。
犬種や年齢、生活環境に合わせた予防プロトコルをアドバイスさせて頂きます。
ワクチン接種(狂犬病予防・混合ワクチン)、フィラリア感染症予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術など、予防で防げる病気は沢山あります。防ぐことが難しい病気でも、定期的な健康診断を行い、早期発見・診断・治療を行うことで大切な命を守ることができます。大切なご家族の健康で長生きのために、一生を通した予防医療をサポートします。当院では、1~6歳齢では年に1回、7歳齢以降は年2回の定期検診をお勧めしています。

当院が推奨する年間予防スケジュール

犬の推奨予防スケジュール
  • 年1回の狂犬病予防接種(狂犬病予防法により義務付けられています)
  • 年1回の混合ワクチン接種
  • フィラリア予防(5月〜12月の8ヶ月間)
  • ノミ・ダニの予防(通年が好ましい)
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
狂犬病ワクチン 強化月間 4~6月以外でも受け付けています
年に1回必ず接種しましょう
混合ワクチン 時期を決めて、年に1回接種しましょう
(幼犬・未接種の成犬または、前回接種から1年以上間が空いている犬はご相談ください)
フィラリア症      
ノミ・マダニ
猫の推奨予防スケジュール
  • 年1回の混合ワクチン接種
  • フィラリア予防(5月〜12月の8ヶ月間)
  • ノミ・ダニの予防(通年が好ましい)
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
混合ワクチン 毎年同じ頃に、年に1回接種しましょう
(幼猫・未接種の成猫または、前回接種から1年以上間が空いている猫はご相談ください)
フィラリア症      
ノミ・マダニ

予防接種

犬の予防接種

狂犬病ワクチン

狂犬病は人獣共通感染症で、発症すればほとんどのケースで100%死に至ります。
日本では1957年以降の発生はありませんでしたが、2006年11月にフィリピンで犬に咬まれた日本人男性が日本に帰国後発症し、死亡しています。
このように世界では、未だ狂犬病がまん延しており、日本への狂犬病の侵入リスクは皆無ではありません。
生後91日齢以降のワンちゃんは年に1回の接種を義務づけられています。

犬の混合ワクチン

基本的に初年度は1年に3回、その後は、1年に1回接種して病気を予防します。
当院では、10種混合ワクチンをご用意しています。狂犬病と違い混合ワクチンには接種義務はありません。ただし、当院ではワンちゃんと飼い主様が一緒に末長く健康に生活できるよう、1年に1回の注射を推奨しております。

■子犬のワクチンスケジュール

生後6~8週齢以降で1度目のワクチン接種を、3~4週後に2度目のワクチンを接種します。生後6週齢以前に1度目の接種を受けている場合は、3回接種することになります。

■成犬のワクチンスケジュール

生活環境や体調を考慮しながら、1年に1回の追加接種をして免疫を維持していきます。

ワクチンで予防できる犬の病気
  • ジステンバー
  • パルボウイルス感染症
  • 犬伝染性肝炎
  • パラインフルエンザ
  • コロナウィルス
  • レプトスピラ3種

猫の予防接種

猫の混合ワクチン

基本的に初年度は1年に3回、その後は、1年に1回接種して病気を予防します。ネコちゃんの予防接種に関しては3種と5種のワクチンをご用意しております。
当院では、基本的に3種のワクチンを用いることがほとんどです。
ただし、「外に出ることが多い」「多頭飼いをしている」などネコちゃんと飼い主様のライフスタイルによって、5種のワクチンを推奨することもあります。

■子猫のワクチンスケジュール

生後6~8週齢以降で1度目のワクチン接種を、3~4週後に2度目のワクチンを接種します。外に出るのか、もしくは室内で暮らすのかを考慮してワクチンの種類を決定します。

■成猫のワクチンスケジュール

生活環境や体調を考慮しながら、1年に1回の追加接種をして免疫を維持していきます。

ワクチンで予防できる猫の病気
  • ウイルス性鼻気管炎
  • パルボウイルス
  • カリシウイルス
  • 白血病ウイルス
  • 猫 クラミジア感染症
猫のウィルス検査

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症と猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症は、猫でよく見られるウイルス性疾患です。
院内検査として、1回の採血でFeLVとFIVの検査を同時に行うことができます。
FeLV/FIVの感染状況を知ることは、感染猫の日常の健康管理に役立つだけでなく、他の猫への感染を広げないためにも重要となります。
〇初めてお家に来た時
〇ワクチン接種前の検査
〇体調不良時の検査

フィラリア

犬のフィラリア予防

フィラリアは、蚊に刺される事で感染の機会を得ます。
この寄生虫は心臓に寄生する細長いそうめんのような虫で、成虫は細長くおよそ17~30cmになります。フィラリアの子虫を蚊が吸って、またほかの動物の血を吸う時に子虫が体に入り、皮膚の下、血管の中と移動し、最終的に心臓・肺動脈へ住み着きます。フィラリアの寄生により肺・肝臓・腎臓など多くの臓器に障害が出てきます。
フィラリア症は進行すると死に至る確率が極めて高い恐ろしい病気ですが、予防によって完全に防ぐことができる病気でもあります。
一旦かかると治療が難しく、命に関わる重篤な感染症なので、予防が最重要となります。

猫のフィラリアにもご注意ください

実は猫にも感染することをご存じですか?
フィラリアは犬糸状虫というように、本来の宿主は犬です。通常、犬の体内に入ると成熟しながら心臓へ住み着きます。その一方、猫の体では、本来の宿主ではないために、体内で強烈な免疫反応が起こり、猫自身の負担となります。
猫のフィラリア症は、発症すると呼吸困難や咳、嘔吐、食欲不振、体重減少などの症状がみられ、悪化するとまれに突然死を招きます。
特に、猫のフィラリアによる咳や喘息などの呼吸器関連の症候群は、HARD(Heartworm Associated Respiratory Disease=犬糸状虫随伴呼吸器疾患)と呼ばれ、予防の必要性が啓発されています。

フィラリアの予防方法

フィラリアの予防薬を飲ませる前には、血液検査をして、現在フィラリア感染をしていないことを確認することが必要です。

犬のフィラリア予防

5月から12月まで毎月1回、予防薬を投与することをお勧めしています。

■効能で選ぶ

フィラリア予防の薬には、1錠で腸内寄生虫及びノミ・マダニの駆除効果がついているものもあり、5月からの期間は気候も暖かくなってきて、ちょうどノミやマダニも爆発的に増えてくる時期ですので、とても便利です。

猫のフィラリア予防

5月から12月まで毎月1回、予防薬を投与することをお勧めしています。

猫のフィラリア予防に使うお薬は、背中に垂らすスポット剤のみになります。フィラリア予防のみのお薬はないので、フィラリア予防にプラスしてノミ駆除と予防効果、回虫など消化管の寄生虫を駆除する効果、耳の中に住むミミダニをやっつけるスポット剤を使用します。
詳細はお気軽にお問い合わせください。

ノミ・マダニなどの寄生虫

ノミ

ノミは犬や猫の体に寄生し、血液を吸う寄生虫です。大量寄生した場合、貧血の原因になることもあります。強い痒みを伴い、『ノミアレルギー性皮膚炎』を引き起こし、脱毛や湿疹などの皮膚病が見られます。さらに犬猫が痒みのためノミを食べてしまうと、小腸に瓜実条虫(ノミの体内に寄生している)が寄生し、便に虫が出たり、下痢や嘔吐などを引き起こすことがあります。
ノミは13℃あれば、活発に吸血し、寄生後24〜48時間で産卵を始め、1日最大50個もの卵を産み、繁殖します。目に見えているノミは5%ほどで、残りの95%は卵・幼虫・サナギで隠れていると言われています。冬でも、一度感染すると家の中では容易に繁殖します。ノミの予防には、内服タイプとスポットタイプがあります。
当院では年間通して予防をすることをお勧めしています。

マダニ

マダニは、全国どこにでも生息しています。とくに山林や川の土手の草むらにマダニは好んで潜んでおり、動物に寄生する機会を狙っています。マダニは皮膚炎だけでなく、原虫(犬バベシア症)や菌(猫ヘモバルトネラ症)を媒介して犬猫に貧血を起こします。さらに犬猫だけでなく、ヒトの命も脅かすSFTS(重症熱性血小板減少症症候群)ウイルス感染症を媒介します。
犬猫だけでなく、ヒトの命を守るためにも、ダニ予防もしっかりと行いましょう。予防薬には、内服タイプとスポットタイプがあります。

当院では年間通して予防をすることをお勧めしています。

ノミ・マダニ予防の方法

犬のノミ・マダニ予防方法

背中につけるスポットタイプと、美味しく食べるチュアブルタイプがあり、どのタイプのお薬も月に1回投与が必要となります。
食べるタイプであれば、投与後すぐにシャンプーが可能です。ノミ・マダニとフィラリアを一度に予防できるオールインワンタイプの予防薬も取り扱っておりますので、詳しくはいつでもお気軽にお問い合わせください。

猫のノミ・マダニ予防方法

スポットタイプを月に1回、皮膚に塗布します。
暖かい室内では一年中ノミ・ダニが生息できますので、完全室内飼いの猫にもノミ・ダニ予防は必要です。

デンタルケア

犬や猫は、歯垢がたまりやすく、それが原因で口の中に細菌が繁殖しやすい動物です。歯垢は主に口の中に残った食べカスや細菌類が原因となって歯に付着します。
そのまま放っておくと、歯垢は歯石へと変化していきます。
歯石が付着した歯の表面は凸凹になり、新たな歯垢が更に付きやすくなってしまいます。この悪循環が続くことで歯肉に炎症を引き起こす原因となり、歯肉炎、歯周炎、歯周病へと発展していきます。

いざという時の迷子予防「マイクロチップ」

当院でマイクロチップの埋め込みを行う事が可能です。
マイクロチップとは、動物の個体識別を目的とした皮下埋め込み型の電子標識器具です。
2019年6月、このマイクロチップを、ブリーダーから飼い主に販売されるまでの間に埋め込むことを義務付ける法律が、参議院本会議で与野党全会一致で可決・成立しました。
マイクロチップが身分保証となり、予期せぬ逃走や迷子となってしまった際、飼い主様の元に無事戻ってくる確率が大きくあがります。
マイクロチップの表面は生体に適合するガラスに覆われており、副作用はほとんどないことが知られています。大切な家族の身分を保証するために、マイクロチップ装着をおすすめいたします。

性やホルモンの病気予防につながる去勢避妊手術

当院では避妊・去勢手術は犬猫とも生後6カ月以上で行っています。
避妊・去勢手術は体調の良い時に行うのが基本です。できればワクチン接種を行い、病気の予防をしておきましょう。ワクチン未接種の場合は、当日再確認があります。また、発情中は子宮卵巣の血管が発達するため、術中の出血が多くなります。できればこの時期は避けた方がいいでしょう。
手術の「ご予約からお迎えまで」の流れは下記ページにてご確認下さい。

定期健康診断

言葉が話せないペットたちは、体のどこかに痛みや異変を抱えていてもそれを私たちに伝える術を持ちません。そのため、症状が現れたときには、かなり病気が進んでいるケースが目立ちます。
早期発見・早期治療は大切なペットの健康を守るために欠かせません。

当院では、まず一年に一回の血液検査をお声掛けしています。
シニア期(7歳)を迎えたら半年に1回程度診察を受けることをお勧めいたします。

健康診断の内容

  • 健康診断を希望される場合、まずは血液検査をお勧めしています。
  • 身体一般検査(身体検査、触診、聴診、検温など)
  • 血液検査(血球計数検査、生化学検査)
  • 血液検査の結果や臨床症状を踏まえて、次の検査に進むかを飼い主様と相談します。
  • 胸部レントゲン / 腹部レントゲン
  • 尿検査 / 糞便検査
  • エコー検査

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